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小説「人のセックスを笑うな」を勝手にレビュー [本・テレビ]


人のセックスを笑うな (河出文庫)

人のセックスを笑うな (河出文庫)

  • 作者: 山崎 ナオコーラ
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2006/10/05
  • メディア: 文庫



映画化されてその影響で本屋で平積みにされていた小説。
その時は気にならなかったんだけど、映画がDVD化されてようやく一週間レンタルに
なったので映画を見ようと思ったんだけど、思わず古本屋で原作読んでしまった。

人のセックスを笑うな

人のセックスを笑うな

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD



映画では松山ケンイチ、永作博美が主演。


小説なんだけど、かなり読むのが遅い僕ですら2時間で読み上げてしまった。
本屋さんには非常に申し訳ないんだけど、立ち読みで全て読んじゃったw

興味をそそられるタイトルなんだけど、簡単に言うと19歳の学生と39歳の既婚の女性との
不倫話。
人のセックスを笑うなっていうタイトルには世間では「それは駄目だろぉ~そんな若い奴と
不倫したら~」っていうのをさらっと流してしまうような事を意味している。

経済力も何も無い19歳と重荷にならないくらいのいい感じの恋愛を求める39歳女性の
出口の見えない恋愛?をかなり軽いタッチで描いている。

彼女はいいだろう~若い男に抱かれて恋愛を楽しむんだから。
でも、彼は彼女が好きだが旦那がいる。その旦那から奪うだけの経済力もない。

原作者のオナコーラ・・・じゃなかったナオコーラ氏が女性なだけに完全に女性目線の
新しい世界観で描いている。
別に若い男とセックスするのが悪い?っていう物凄い軽いタッチなんだよなぁ

男の僕としては年上かぁ~ その頃の年頃の男って憧れっていうかねぇ~
酸いも甘いも判っている彼女は最後綺麗に消えるけど、物凄く男って女々しい・・・・
本当に女々しくて情けない。 体だけだった彼女の心まで何とか支配して別れを持ち出されても
何年も忘れられなくって、理解できるだけになんとも情けない。

なんだろうなぁ~ 性的、人の感情を女性目線で軽快に描いている。
失楽園とかとは180度違うので不倫とはいえ若い人向けかな?
女性だったら読み終わったらすっごく恋愛がしたくなるような作品。
それくらい女性独特の世界観です。

男が読む小説じゃない事は確か。 立ち読みでよかったし、これで映画も見なくて済んだ。



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